西日本 (West Japan)

商人文化と公家文化が交差する西日本。昆布から引いた上品で奥深い出汁が、食材本来の味を引き立てる。一方で、熱々の鉄板を囲む「粉もん」の活気あふれる熱量も、西日本ならではの魅力だ。
代表的な味わい
透き通る「黄金のだし」
西日本の味の決め手は、昆布をベースにした出汁と薄口醤油。うどんのつゆは底が見えるほど透き通っているが、塩分はしっかり。素材の色と旨みを最大限に活かす、繊細で奥深い味わいだ。
魂の「粉もん」
大阪を筆頭とする「粉もん」文化。たこ焼き、お好み焼きは、単なる軽食ではなく立派な食事(おかず)だ。甘辛いソースが焦げる香ばしい匂いと、マヨネーズのコク。熱々の鉄板を囲み、ハフハフと頬張るのが醍醐味。
西日本の文化とルール
東日本から訪れると、味覚のギャップだけでなく、街のルールにも驚かされることが多い。
⚠️ 注意:エスカレーターは右立ち(主に大阪) 大阪では、エスカレーターは「右側に立ち、左側を空ける」。1970年の大阪万博の際、国際標準に合わせて右立ちを推奨したのが始まりとされる。ただし、京都では東日本と同じ「左立ち」が多いので、前の人に合わせるのが無難。
⚠️ 注意:肉といえば「牛肉」 西日本のメニューで単に「肉」と書かれていたら、それは豚肉ではなく「牛肉」を指す。例えば、肉じゃがやカレーライスも牛肉で作るのが西日本の常識だ。
⚠️ 注意:うなぎの「腹開き」 商人の街・大阪では、「腹を割って話す」ことを吉とし、うなぎは腹から開く。蒸さずに直接地焼きするため、皮はパリッと香ばしく、身はしっかりとした弾力が楽しめる。

